徒然なるままに坂口友英|元イタリアンシェフの挑戦!

坂口友英の毎日の挑戦!と意気込んでおりましたが、ゆるーりとした生活を思うままに書き綴ります。元シェフらしく、毎日の料理や食事などが多いです。

一緒に働いていた女の子からの相談

本日も私、坂口友英の徒然なるままに。


5月。

GWも終わり、また「いつもの日常」といったところ。穏やかな日々が続いていた。
そんな中で、昔、一緒に働いていた女の子から、相談を受けた。
「なんでぼくなんだろう」
と正直思った。
なぜなら、その女の子は、まだ20代後半。
ぼくとは、年も大分離れているし、普段それほど仲が良かったわけでもないからだ。
届いたメールの中身を見て、なぜ彼女がぼくに相談してきたかを理解した。
内容は恋愛相談だった。しかも、相手は15歳以上年上。
相談の内容は、不倫などのごたごたした内容ではなかった。
単に、とても年が離れた年上の男性が、自分を恋愛対象として見ることがあるかどうか、というような内容だった。
その丁寧な文面に、ぼくは好感をもった。
こんな文面を書く若くて可愛い女の子に好意を寄せられたら、きっと悪い気はしないだろう。
ただ、あまりにも年が離れていて、逆に不安になるかもしれない。
「本当にこんなに若い子が、自分のことを好きになるなんてことがありえるのだろうか」と。
ぼくは、彼女を傷付けないような文面を必死に選びながら、返事をした。
「きっと相手は嫌な気分にはならない気がする。ただ、ふたりの関係性が分からないからはっきりとはいえないが、若い子から好意を寄せられても、すぐには信じられないかもしれない。がんばって」
ぼくの返信は、だいたいそんな内容だ。
そのメールを読んで彼女がどう感じるかは分からないけれど、恋がうまくいけばいいな、と思った。

年齢差を考えると、普通なら反対するのが良いのかもしれない。
でも、ぼくは、彼女の親でも兄弟でもない。好きな人がいるのなら応援したい、と思った。
たいていの場合、反対されればされるほど燃え上がるのが恋だし、何よりも、人生は一度きりだ。
好きな人と一緒に時間を過ごせるのが一番いいに決まっている。

一緒に働いていた時の彼女のことを思い出した。
明るくて、よく気のきく、働き者の、優しい女の子だという印象しかない。
そんな彼女が選んだ人なのだから、きっと相手も、良い人物なのではないかと思うのは、楽天的すぎるだろうか。
そうであってほしいと思う。

年齢差が大きいなら、この先、あまりスムーズな恋愛にはならないかもしれない。
でも、それほど親しくなかったぼくに相談したくなるほどなのだから、きっと彼女は真剣に恋を実らせようとしているに違いない。
その恋がうまくいくことを、心から願っている。