徒然なるままに坂口友英|元イタリアンシェフの挑戦!

坂口友英の毎日の挑戦!と意気込んでおりましたが、ゆるーりとした生活を思うままに書き綴ります。元シェフらしく、毎日の料理や食事などが多いです。

久しぶりに作ってみた中華料理の味

こんばんは、坂口友英です。

このところ多忙で、昔のこともあって余計にだが、料理をしないで簡単に食事を済ませていた。
なんとなく調理器具を手にすることに余計な感情がはいってしまってよくないと思う日々。

それでも思い立って久しぶりに何か料理してみようという気持ちが起きた。
なるべく仕事で作っていたものとは違うものがいい...そう思いながら。

スーパーに入って、野菜を手に取るのはどのくらいやってなかっただろうか。
なんとなく中華料理にしようと、自然と野菜をかごに入れていく。
ピーマンの緑はよく見慣れた緑
イタリアンを作るなら普段から目にする緑
そんな緑を中華で活かすには、と考えながら、野菜のコーナーは通りすぎ、調味料を覗き見する。
トマトピューレだとかアンチョビだとか、目についてしまうものは通り過ぎて、中華の調味料を探す。
味覇
初めてみるな、、と手に取ってみる。
シャンタンだとか、そういう類のペースト状の調味料らしい。
たまにはこういう調味料を買ってみるのもいい。
ピーマンと味覇
後は何を買い足そうか、といろいろ思い巡らせ、今日は青椒肉絲を作ることにした。
中華料理なんていつぶりだろうか。
料理自体避けてきてやっていなかったけれど、中華料理なんて賄いでもあまり作るものじゃない。

なんとなく、昔の彼女と一緒に作った日のことを思い出した。
自分よりうまく作ることができない彼女に意味もなくダメだしして、よくけんかになったものだった・・・
あの頃は料理をすることが何より人生の中では上位で、できることがあたりまえで・・
女性なのに満足に料理ができない彼女に対して、少し苛立ちも感じていた。

いつしか彼女の料理を食べることができなくなって・・・距離も少しずつ離れてしまった・・・
昔の感傷を調味料になんてできないけど、青椒肉絲を久しぶりに食べたいと思った。

買い物ついでにひさしぶりにビールも買う。
ワインって気分でもないし、中華料理にはビールが合うような気がした。
たけのことピーマン、豚肉を細切りにして、味覇を混ぜて・・・

一緒に買っておいた卵も使って、中華スープを作る。
案外、味覇は使い勝手がいいのかもなあ・・・
でも、全部使い切ることできるか少し不安だ。

春が待ち遠しいなあ、、、
とりあえず寒さはスープを飲んでかき消そう。